子どもの発達に不安を感じたとき、どこに相談すればいいのか、何から始めればいいのか。私もそんな悩みを抱えたひとりの母親です。今では前よりも穏やかに子どもと向き合えるようになりましたが、当初はどう動いていいのかわからず、不安ばかりが募る毎日でした。今回は、私の経験を交えながら、大阪府枚方市における児童発達支援現状と、親としてできることについてお話ししたいと思います。
枚方市の児童発達支援は充実している
枚方市は、子育て支援に力を入れている自治体のひとつです。とくに児童発達支援に関しては、市が主体となって運営する支援センターがあり、療育が必要な子どもたちに対して、個別支援から集団療育まで幅広いプログラムが用意されています。保育所や幼稚園への訪問支援、リハビリテーションなどもあり、必要な支援を包括的に受けられる環境が整っています。こうした行政のサポートがあることで、親としても「ひとりじゃない」と感じられるのが大きな支えになります。
多様なニーズに応える療育プログラム
枚方市には民間の児童発達支援施設も多く存在し、それぞれに特徴的な療育プログラムを展開しています。運動や音楽、感覚統合、ABA療法など、子どもの発達段階に合わせた多彩なアプローチがあります。中には、プログラミングや芸術活動を通して自己表現を促すようなものもあり、子どもの可能性を広げるきっかけになることも。実際、私の子どもも療育を受けてから、表情が豊かになり、人との関わりに少しずつ前向きになってきました。専門家による継続的な関わりが、親子にとっての安心にもつながります。
支援を受けながら気づいた親の心の整理
発達支援を受けることに、最初は抵抗があるかもしれません。私も「この子に支援が必要ってこと？」と心のどこかで否定したくなる気持ちがありました。でも、実際に支援を受ける中で気づいたのは、「支援＝特別ではない」ということ。今ある子どもの困りごとを少しでも軽くしてあげる、それだけのことなのです。親が抱える不安や疲れを吐き出せる場所があるだけでも、日々の子育てはずいぶん楽になります。だからこそ、まずは一歩踏み出してみることが大切だと実感しています。