保育園の代替施設?東京都が独自に設置している認証保育所とは?

東京都は慢性的な保育園不足に陥っています。また、地方以上に多彩な勤務形態があるため、従来の保育園では対応できない保育も求められている地域でもあります。23区だけでも1,000万人以上が人が集まるとされている東京都の保育を支える認証保育所とはどのようなところなのか解説しましょう。

東京都が認定している保育園?認証保育所について解説

認証保育所とは東京都が定めている基準をクリアしている認可外保育園を言います。東京都の特性に合わせた基準を東京都が独自で認定して、認証保育所、あるいは認証保育園として運営を行っています。この東京都独自の保育園である認証保育所とは、基本としているA型と、小規模・家庭的保育園のB型の2種類が用意されているのが特徴です。さらに開園時間は13時間以上、0歳児から入園できるなど利便性が高いのも特徴です。また、区立の認証保育所はなく、ほとんどすべてが民間企業などによって運営されています。また、保育料も園ごとにそれぞれ設定されている点も特徴といえるでしょう。

認可保育園と認証保育所の違いは?

認可保育園と認証保育所(認証保育園)との決定的な違いは基準です。認可保育園は国が定めた基準に併せて運営を行っているのに対し、認証保育所は東京都が定めた基準に沿って運営を行っており、国の基準では認可「外」保育園という扱いになります。ただ、認可外といっても違法な施設ではなく、柔軟な運営ができるという意味で東京都から公認を受けている施設といえるのです。

認可保育園が大規模なのは?

認可保育園といえば、幼稚園のように60人を超える園児がいることがほとんどです。その理由として認可保育園とは、施設の広さ、保育士の数、設備など定められた基準をクリアしているいことが挙げられます。この基準をクリアすると定員は60人以上(小規模は20人)となるのです。その結果、幼稚園と同じように多くの園児が通う施設として機能するようになるのです。なお、0歳児保育は義務でないため認可保育園によって対応しているところとそうでないところがあります。