夕方、少し疲れた顔で帰ってきた子どもが「なんだかのどが痛い」とぽつりと言いました。大人なら「風邪かな」で済ませてしまいそうな一言も、子どものこととなると、急に重みを持って聞こえてきます。
こういうとき、私の頭に浮かぶのは「どこへ行こうか」ではなく、「あそこに行けば大丈夫」という一つの場所です。東京都の調布市で暮らす中で、そんなふうに思える小児科に出会えたことは、思っていた以上に大きな安心につながっています。
調布で小児科に通うという積み重ね
最初は、ほんの小さなきっかけでした。軽い咳が続いていたときに、近くの小児科を受診したのが始まりです。
診察自体はごく短い時間だったのに、不思議と印象に残っているのは、先生が子どもに目線を合わせて話しかけてくれたことでした。怖がらないように、ゆっくりと言葉を選んでくれているのが伝わってきて、「ああ、ここなら通えるかもしれない」と感じたのを覚えています。
それから何度か通ううちに、少しずつ関係ができていきました。顔を覚えてもらえて、「大きくなりましたね」と声をかけてもらう。それだけのことが、親としてはとても嬉しく、同時に安心材料にもなっていきます。
小児科がくれる信頼という感覚
子どもが体調を崩したとき、もちろん不安はあります。でも、以前ほど慌てなくなった自分にも気づきます。
「ここに行けばちゃんと診てもらえる」という確信があると、心の余白が少し生まれるのです。
診察の中で、症状の説明だけでなく「このくらいなら心配いりませんよ」と具体的に伝えてもらえると、その言葉がそのままお守りのようになります。帰り道、子どもと手をつなぎながら「大丈夫って言ってたね」と話せる時間が、何よりもほっとする瞬間です。
調布という街にある子育ての支え
調布市は、にぎやかすぎず、それでいて生活に必要なものがきちんと揃っている街です。その中で、小児科という存在は、静かだけれど確かな支えとしてそこにあります。
何かあったときに頼れる場所がある。その場所が、自分たちの暮らしの延長線上に自然と存在している。これは、子育てをするうえでとても大きな意味を持っていると感じます。
子どもはこれからも何度も風邪をひくでしょうし、そのたびに小児科のお世話になると思います。でも、「またあそこに行けばいい」と思えるだけで、不思議と心は落ち着きます。