なぞも解決!タワークレーンの組み立てや基礎知識について解説!

建設工事では存在感のあるタワークレーン、高層建築では欠かせない存在として多くの現場で活躍しています。今回は、タワークレーンの組み立てを中心にタワークレーンについて知っておくと便利な基礎知識を紹介します。

タワークレーンの組み立てとは?

タワークレーンの組み立てとして基本的な手順を解説しましょう。まず、現場で架台と呼ばれるタワークレーンの組み立ての基礎部分を設置します。ここで十分な安定性が得られたら、タワークレーンの根元部分である柱状の底部マストを組み立てていきます。底部マストが設置されたら、追加のマストを取り付け、回線フレームと呼ばれる装置を取り付けます。そしてタワークレーンの顔ともいえる運転室を設置します。運転室が設置されたら、巻き上げ装置やジブを取り付けます。自部は、タワークレーンから伸びるアーム部分であり、重要なパーツです。ここまで出来たらワイヤーローブを仕込んでいき、タワークレーンの基本的な構成が完成します。あとは、高度に合わせてマストを追加していき、高いクレーンを組み上げていくのが特徴です。もちろん、現場によっても組み立て方が異なります。

タワークレーンを動かす仕組み

タワークレーンの動かす仕組みとして、様々なボタンや装置があります。そのうち主な装置について解説しましょう。まず操作デスクです。タワークレーンの主な操作を行う場所であり、補助レバーやスイッチ類が左操作デスク、メイン操作レバーや計器類が右操作デスクについています。補助装置として、クレーンで吊り上げた荷物を地表からどのくらいの高さまで持ち上げたか、距離を測定してくれる揚程指示計、実際に吊れる荷の重さの最大値を定格荷重を超えていないかチェックしてくれるモーメントリミッタがあります。また、風を受けて回転する風速計もメーターで表示されているのが特徴です。

タワークレーンの秘密兵器!スカイアジャスター

タワークレーンを組み立てる際に吊り荷の回転を制御する装置としてスカイアジャスターを装着します。この装置を使えばバランスを正常に保ち、傾きや回旋などのコントロールもしてくれるのが特徴です。